2018/03/16に放送された通算15回目となる電脳少女シロちゃんの生放送で、「法律王に、シロはなる」というコーナーがありました。

このコーナーはシロちゃんが法律の穴埋めクイズに答えるというコーナーでしたが、Q.5の「アメリカ・マサチューセッツ州では車の後部座席に○○○を乗せてはならない」という問題が出題されました。

答えはコリラだったのですが、その理由は何も教えてもらえませんでした。

そこで、今回シロ組FanSiteでは、「後部座席にゴリラを乗せてはいけない」理由を調べてみることにしました。

すると、そもそもこの法律が存在しないということがわかりました。

「後部座席にゴリラを乗せてはいけない」は都市伝説

「ゴリラ 後部座席」で調べても理由は一切出てきませんでしたが、「back seat gorillas」と検索すると、マサチューセッツ州裁判所の法律図書館公式ブログ(https://www.mass.gov/)がヒットしました。

該当ページはこちらです。(http://blog.mass.gov/masslawlib/legal-topics/no-gorillas-allowed-in-the-back-seats-of-cars/

Googleのページ翻訳を使えば書いてあることがだいたいわかると思いますが、「後部座席にゴリラを乗せてはいけない」という法律は都市伝説で存在しないということが書かれています。

Many articles may be found online that repeat the Massachusetts “gorilla in the back seat” law, yet none cites the chapter and section of the law, because there is none. The gorilla law is, unfortunately, an urban myth. We are not quite sure when or how it started.

(引用:https://www.mass.gov/)

では、なぜこのような嘘の法律が広まってしまっているのか。

基になったと考えられる法律は、「Safe transportation of animals」という法律。

Section 22H. No person shall transport an animal in the back of a motor vehicle in a space intended for a load on the vehicle on a public way unless such space is enclosed or has side and tail racks to a height of at least 46 inches extending vertically from the floor, the animal is cross tethered to the vehicle, the animal is protected by a secured container or cage or the animal is otherwise protected in a manner which will prevent the animal from being thrown or from falling or jumping from the vehicle. Whoever violates the provisions of this section shall be punished by a fine of not less than $50.

「公道を走る車の後ろに、ケージや拘束なしで動物を乗せることを禁止する」という意味の法律です。

冒頭に「No person shall transport an animal in the back of a motor vehicle in a space intended for a load on the vehicle on a public way」という文章がありますが、この”animal” を”gorillas” に変え、おもしろくおかしく広めた可能性があります。

法律で「動物」を指している言葉を、誰かが勝手に「ゴリラ」と改変してしまったということですね。

困ったことに、こんな法律は存在しないのに、出版本などでも紹介されていたりするようです。情報元が確かなので、この法律が都市伝説(デマ)であることは間違いなさそうです。

ただし、ゴリラを後部座席に乗せて運転することは、先に述べた法律で記されている通り違法です。
絶滅危惧種の保護を目的とした法律にも触れてしまうので、ゴリラを個人で保有・移送することはしないようにしましょう。