ハコフグの帽子がトレードマークの「さかなクン」。タレント、イラストレーター、魚類学者と様々な活動を行っています。そんな多才なさかなクンですが、2022年9月1日に自叙伝の『さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜』を原作とした、映画『さかなのこ』が公開されます。本作は、さかなクンのまっすぐで純粋な好きに対する想いを感じることができる映画です。
そこで今回は、映画公開の前にさかなクンをもっと知ってもらうため、さかなクンのプロフィールや経歴についてご紹介します。
さかなクンってどんな人?
目次
名前 | さかなクン |
本名 | 宮澤 正之 |
生年月日 | 1975年8月6日(47歳) |
出身地 | 東京都 |
肩書き | 国立大学法人、東京海洋大学名誉博士 / 客員教授 |
研究機関 | 東京海洋大学 |
さかなクンのすごすぎる経歴
さかなクンがすごい人なのは漠然と知っているけど、実際にはどんな経歴の持ち主なのかでしょうか。主な業績を3つに分けてご紹介します。
非常に珍しいカブトガニの人工孵化
人工孵化が非常に珍しい「カブトガニ」。そんなカブトガニの人工孵化を、中学3年生の時に成功させました。
最初に飼っていたカブトガニは元々弱っていたらしく数ヶ月で亡くなってしまいましたが、2匹目のカブトガニは元気だったため散歩をさせていると、潮の満ち引きと勘違いしたのか卵を産んだそうです。この話は新聞にも取り上げられたため、知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
絶滅種・クニマスの再発見
絶滅したとされていた「クニマス」を再発見したのも、さかなクンです。クニマスとは、秋田県田尻湖に生息するサケ目サケ科に属する淡水魚です。田尻湖の水質が悪化した時に絶滅したと思われていました。
しかし、京都大学教授の中坊徹次の依頼によりクニマスのイラストを描く際に、取り寄せた近縁種のヒメマスの中にクニマスがいることを発見しました。絶滅したと思われていた魚を発見できるなんてすごいですね!
イシガキフグの人工孵化に成功
詳しい生態は解明されていない「イシガキフグ」の人工孵化を、森田哲朗准教授との共同研究で成功させました。イシガキフグは世界各地で生息が確認されていますが、どのような環境で繁殖するかなどの詳しい生態は未だ不明です。
イシガキフグの赤ちゃんは、さかなクンのYouTubeチャンネル『さかなクンちゃんねる – FISH BOY – Sakana-kun』でも確認することができます。尾ヒレをパタパタと素早く動かしながら泳ぐ様はとても癒されますので、ぜひ一度ご覧ください。
さかなクンの特技!魚イラスト
細部まで丁寧に描かれた魚 イラストでも有名なさかなクン。さかなクンの母は、さかなクンが赤ん坊の頃から絵を描くのが好きだったと話したそうです。
最初から魚のイラストを描いていたわけではなく、幼少期はトラックの絵を夢中で描き、後に水木しげるにハマってからは妖怪ばかり描いていました。そんなさかなクンが魚に興味が惹かれたのは、友人が描いたタコの絵を見てその迫力に圧倒されたからだそうです。
小学生の頃に描かれた絵も、鱗やヒレなど細かい部分までしっかりと描かれてあります。さかなクンの鋭い観察眼が成せる技ですね。
さかなクンの恋愛事情
2022年8月現在、さかなクン 結婚や子供がいるという事実はありません。以前、ネット上でさかなクンの結婚や子供に関する情報が流れたことがありました。しかし、詳細が確認できず、さかなクン本人がバラエティ番組で結婚や子供についての噂を否定したため、デマである可能性が高いようです。
女性関連の噂だと、サックス奏者の小林香織さんとの熱愛報道を週刊誌で取り上げられたことがあります。さかなクンは、中学の時に吹奏楽部に入ったことがきっかけで楽器を始め、その頃から趣味で楽器を続けているそうです。
『キリン氷結』のCMに出演し、サックスを演奏したことがあるさかなクンと、サックス奏者である小林香織さんの所属事務所は熱愛報道に対して、音楽仲間と回答しました。現在も恋愛に発展したとの報告はありません。
まとめ
さかなクンは、人に対してもお魚に対しても誠実で真面目な性格であることが伝わってきます。だからこそ、これだけたくさんの功績を成し遂げることができたのでしょう。もっともっと、さかなクンという人物について知りたくなります。さかなクンの半生を原作とした、2022年9月1日公開の『さかなのこ』が楽しみですね。